【Report】道ばたもようのつくりかた
福岡で面白いワークショップに参加してきました。
今回の先生は、僕が京都で出会ったなかで
一番ステキだなーと思っている、友達のまりっぺでした。
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■中居真理さん http://www.nakaimari.info/
1981年生まれ 京都市在住
2002年より写真による表現活動を展開。
2007年頃より、1枚1枚独立した写真を組み合わせて
ひとつのイメージを創り出す<パターンシリーズ>を制作する。
展覧会での発表に加え、近年は福岡のアートプロジェクト集団「ドネルモ」との
共同開発によるワークショップを各地で開催するなど、幅広い活動を行っている。
これまで、それぞれ独立した写真を組み合わせることで
まったく別のイメージを創り出す〈パターンシリーズ〉を手掛け
近年では身近な風景の一部を切り取り、タイル化し、それらを反復して設置することで
そこにあらたな「もよう」の世界を展開させる作品を発表。
身の回りにある「すみっこ」が写しとられたタイルが見せる幾何学模様に
私たちの見慣れた風景がまったく別の世界に展開していく様を見るとともに
組み替え可能なタイルによって様々に変化する「もよう」の世界を楽しめます。
(「KYOTO EXPERIMENT-京都国際舞台芸術祭2011」より)
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■もようの種類と定義について
さて、そんなまりっぺ先生の講座が始まりました。
ゆるやかな参加者の自己紹介とともに、みんなの先生との繋がりが話され
今回はヒトツナガリの参加者であることがわかりました。
まりっぺの活動の簡単な紹介から始まり
続けてみんなで「もよう」の種類について、学んでいきました。
今回は、下記のプリントにある6つの模様について
撮影を行う前に30分ほど解説と事例を紹介してもらいました。
改めて、もようのつくられ方を定義していくことで、まちのどんなところに
どんな「もよう」があるのか、歴史や文化の中でどう作られてきたのかを
知ることができ、気づけばまわりにたくさんあると教えられました。
■冷泉公園の近くで撮影ワークショップ
もようのつくられ方を学んだ後は、街の中に出ていき撮影することに。
まずは、まりっぺ先生がどういったものを撮影すればいいのかを
レクチャーしてくれました(パシャリ)
そして、参加者の皆さんに自慢げに紹介してくれます。
なんてったって、ガラケー。このあたりも、僕が好きなポイントです(笑)
こちらは、街中感が出ている風景。
街をお散歩しているカップルにとっては、何をしている集団なのか
わけがわからないといった感じに映ってしまうのでしょうか。
ただ、そんなことには目もくれず、どんどん撮影が進んでいきました。
こちらは参加者の撮影風景。
うずくまってお腹が痛いのではなく、地面にある「もよう」を
真剣に撮影されているようでした。
ちなみに僕が撮影した写真を数点紹介するとこんな感じ。
それぞれ、講演の周りを歩いてて見つけたもよう達。
インプットした後に、歩き回ってみると色んなものが見えてきますね。
■撮影後、「みちばたもようつくり」と好評タイム
約40分間の撮影タイムもあっという間に終わり
たくさん撮影した中から、2枚だけ選択をしてまりっぺに送付します。
そのデータを加工しながら、みんなが撮影した「もよう」について
・見つけたもようのポイントは?
・どんなところがお気に入り?
・どんなもようになると思います?
といった質問を参加者に投げかけながら進めます。
ほとんど同じ場所にて撮影したはずなのに、集まった写真はバラバラで
そこには街の人の色んな視点や感性などが集まっているような感じがして
こういった感想を聞きながら「へー」と思う時間がオモシロかったです。
で、できたみなさんの作品がこちら。
この作品1つ1つには、まりっぺ先生の「微妙な例え」が付け加えられて
終始、笑いの絶えない好評会となりました。
ちなみに、授業後に先生から送られてきたので、作成した写真も紹介。
花柄の可愛らしい作品に仕上がりました。
しかも翌日に福岡の西通りを歩いていると、この柄のバックを持った女性が
目の前を歩いていったので、なんだか急に親近感を覚えた次第です。
ということで、開催された「道ばたもようのつくりかた」。
今度は、是非、京都の街の中でもやってみたいなと思いました。