【Report】丹波キワモノ会議で見つけた”多様性を認め合う社会”とは。


兵庫県丹波市で2015/5/2,3の2日間で開催された
「丹波キワモノ会議」に参加してきました。

■丹波キワモノ会議とは


丹波キワモノ会議は、兵庫県丹波市の市会議員の
横田親さんが、長野県小布施町で行われている”小布施若者会議”にインスパイアされ
独自の切り口で開催された世にも奇妙なイベントです。

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告知文も熱く思いがこもった文章でしたのでご紹介しますね。

丹波キワモノ会議は
世の中を変え得る誰かとつながる場であり
世の中を変え得る自分になり得る場であり

すなわちこの日に世の中を変え得る場です。

魅力的でチャレンジ精神に溢れるキワモノの
先輩たちによる熱いトークイベントをきっかけに

「僕も・・・やっちゃっていいかもしれない!!」
「私もうやっちゃうんだから!知らないんだから!」

ってなってほしいなーって思って開催する対話の場。
聴くばかりなんて絶対あり得ない。何しにきたの?

誰かの話を聞いて、自分の話をして、みんなの中で
自分が割と普通だったと気付くのもいいですね。

みんなと語り合ってみたけど、やっぱり私って
誰よりも個性的だったわ・・と思うのも良しですね。

これからどう生きていきたいの?
これからなにをしていきたいの?
実力があるとかより、それ本当にやりたいの?

自分の個性をきちんと発信してみてほしいんです。
もう既にここに集まった時点でちょっと変ですから。
そこで自分の個性をドンと前に出してみてください。

ゴールデンウィークの一泊二日で
人生が変わるってんなら、そんなうまい話ないです。
でももしかしたら、そんなこともあるかもしれない。

なにを得たいか、それが大事です。
そして、せっかくの場において何がしたいかが。

一様のゴールなんてありません。
あなたの中に答えがあり、それが最も大切。

遠慮はいらないので、あなたの「キワモノ」っぷりを
ここで発揮して、見せてみてほしいんです。
あなたの参加によってこの場が輝くように。

心の底から、会えるときをお待ちしています。

この思いに共感したり、興味を持った方々が40名ほど
この日、丹波市に集まりました。

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■キワモノゲストによるトークセッション


 

当日は、キワモノゲストよるインプットからスタート。

1人目は、今月号のソトコトの表紙を飾っている
四国食べる通信の代表を務めるポン眞鍋さんでした。

ポンさんからは、簡単な自己紹介の後に
参加者全員による自己紹介を進められます。

これが、面白い。
通常であれば、1人30秒くらいで気を回して話すのだが
”キワモノ”の皆さんは違いました。

口火を切ったのは僕だったのですが、その後も自分のキワモノぶりを
時間を気にすることなくどんどんと伝えていきます。
気付けば30名強の自己紹介で1時間15分ほどの時間が過ぎていました笑。

その後、ポンさんからお話がありましたが
印象的だった言葉は2つありました。

□地方に職はないが、仕事はある

□多様性を認め合い、選択できる社会へ

1つ目は、地方にいくと固まった仕事はないかもしれないが
細々した仕事は実際に存在する。まとまっていないだけ。
それを見つければ、色んなことが始められるし、そこから繋がる。
そういったものがあることを、改めて教えて頂きました。

2つ目は、まさにテーマにしている言葉と世界観でした。
多様であることを当たり前に認めながら、統一的ではなく
様々な選択肢があることがわかることで、生きづらさをなくす。
そういったことにチャレンジできる仲間として嬉しくなりました。

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続いて、派手髪なiPhoneアプリ開発者・ブロガーの佐藤さん。
佐藤さんS   Twitter → https://twitter.com/akio0911

佐藤さんはのこの髪の色は、下北沢の人気店にて染めているそう。
ここかな? http://vivacutecandy.com/index.php

なんでも、髪の脱色具合を毎日撮影してアップするなど
こだわりをもって取り組まれているところがすごかった。

アプリのプログラミングに行き着く始まりは小学校3年生からで
ゲームを取り上げられたことをきっかけに
プログラミングを独学で学びながらゲームを作り出したそうです。

また気になることは、とことんこだわってやってみるオタクだそうで
エピソードの至るところに、その個性が出てきていました。
個人的にはコミュニケーション力取得のための渋谷109の取組みがツボでした。

そして印象的だった言葉は、これでした。

□準備してから始めるなんてのはあり得ない。
学ぶ、準備する前にやってみること

とかく、私たちは何でも”できるようになってから”という言葉を言いがちです。

そうではなく、まずはやってみること。始めてみること。
そうすれば見えてくるし、そうじゃなきゃ、ずっと見えないもののまま。

この言葉に、今回は多くの人が一歩を押してもらったんじゃないでしょうか。

 

■グループワークの始まりと出会い


 

多くの刺激的なインプットの後、午後からはグループにわかれて
それぞれにワークを実施していきました。

最初は、お互いのことをじっくり自己紹介しながら
”こんなおもろいのいたよ”というプレゼン大会。

このプレゼンの時点でも、今思えば超個性的な面々ばかりで
なかなか普通じゃない感が伝わってきていました。

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僕がご一緒させて頂いたチームメンバーは
ひとのカラーが見えるっていうもじゃてつさんと
おくさんと2人の子を持つ時短勤務パパのすーさんさんと
19歳にして横田親さんとシェアハウスをする廣木くんと
公共施設のセンター長で”街で遊ぶ”を尼崎で取り組むりょうくんと
丹波市在住でwebデザイナー走り立ての千夏ちゃんの5名でした。

みんな、タイプとしては周りの意見を調整しながら合わせられる
バランサータイプの人間ばかりが集まったチーム。
なんだか自分のようなみんながいて、ドキッとさせられました笑。

「何故、このチームになったんだろう?」

この問いに対して、みんなで答えを妄想していったときには
自分たちもそのことを良く理解している感じがしました。

「今日は一歩を自分で踏み出す」という思いと
「このままの自分の価値を見つめたい」という思いが
行き来するような、そんな状態だったように思います。

周りに比べると、キワだってはいませんでしたが
このチームなりの魅力を見つけたく、スタートしていきました。

 

■自分の核ときちんと向き合うこと


お互いのことを少しずつ知り合った後に
夜ご飯とお風呂をすませました。

銭湯までは、丹波市の皆さんが送って下さったり
風呂の中では他チームの皆さんとも話す機会があり
大人の合宿的な感じに、ワクワクさせられました。

やっぱ、飯や風呂を一緒に過ごすってすごい大事ですね。

 

そして20時から9時(翌日)は、自分と向き合い、何をするかを
明確にしていく時間となりました。

この部分は、思い出すだけで涙がでちゃうくらい
みんなにとっても、僕にとっても大事な時間でした。

今の自分の現状、癖、考え、人との距離、人生設計において
誰もが少なからず、過去の出来事が影響していることがわかりました。

”キワモノ会議”だからこ、じっくりと対話をしながら
吐き出していいのかな?避難されないのかな?なんてのを感じつつ
徐々にお互いの過去に迫っていきました。

ポンさんや親さんにもサポートに入ってもらいながら
僕らのチームメンバーは、自分の過去を掘り下げていきます。

このとき”ファシリテーター”としての僕ができることは
本当にただただ聞くことでした。

こうなりたい。と話す皆さんの言葉を聞きながら
どこかに感じる違和感や強い思いが何故そうなのかを
本当に世通し聞いていきました。ほんとこの時間が大変でした。

でも、不思議と辛い気持ちはなくって
「もっと皆のこと知りたい」「話せてない言葉をなくしたい」
そんな気持ちがどんどん沸いてきて、結局ほぼ徹で対話していきました。

僕のこれまでの人生で、いっちばん人の話をじっくり聞いたし
踏み込んで踏み込んで話をしたのは、これが1番だったように思います。

 

■言えなかった言葉を吐き出した瞬間


 

2日目の9時からは、まずチーム内で「わたしがやること」を
それぞれにプレゼンテーションし、アドバイスしていきました。

これまで対話をしてきたことから見えてきた
自分の次のアクションを発表していきながら
それぞれが持つ情報や繋がり、感じたことを共有することで
よりみんなの一歩が踏み出しやすくなっていく時間でした。

 

その中で、うちのチームではこんなことがありました。

「僕、自分に嘘をついていました」

そんな告白から始まり、これまで自分にも周りにも
”やらない理由”をつけて行動していたことを話してくれました。

昨晩、他メンバーが深く掘り下げられたときに
自分にも通じるところがあるとお話をされていて
そこから、自分との対話を何度もされたんだと思います。

ファシリテーターとしては、直接的に引き出すことができませんでしたが
チームだったからこそ、このメンバーだったからこそ彼の言葉を
この場所で引き出せたんだと思うと、とても嬉しかったです。

そしてここから、チーム代表を決めプレゼン準備に入りました。

 

■お互いを認め合い、応援するということ


 

この写真が、会議で1番好きだった光景です。

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言葉ではいつも「お互いを認め合う社会」「ともに創り出す力」を
語ってはいたんですが、本当に体験したと言えるのは
もしかしたら今回だったのかもしれません。

お互いを深く知り、この数時間での変化や気づきを大事にしながら
その人の持つ個性、価値観を他のみんなに届けたくなっていました。

写真は、これまでどちからというとずっと僕が引っ張りながら
対話を進めてきてたところからの変化でした。

もしかするともっと早くからこう出来たのかもと思いましたが
”自分たちのこと自分たちの言葉で語り合い、伝えていく”ことを
メンバーだけで議論している光景は、本当に分かり合えていて
認め合えていて、繋がりあってるなと感じることができました。

そして、全体でのプレゼンテーション。
発表者は多くの方に応援してもらうことができ
本当に大きな一歩を踏み出してもらえたんじゃないかと思いました。

 

■多様性って認め合える


 

これまで僕の多様性という言葉には、社会的に制度や呼び名がある
高齢者や若者、障がい者や外国人などが頭に浮かんでいました。

ただ、この日であった”キワモノ”たち(自分も含む)もまた
”社会の一般的な評価”では評価されない、評価できないような
個性を持つ多様な生き物たちだということに気付きました。

そして、そんな自分を語りづらい社会にいることもわかりました。

 

ここは、もしかすると宗教的な場所だったんじゃないだろうか。

”そのままでいい”。

ただ、来世で救われたり、何かにすがるのではなくって
”自分と向き合い、自分で変えていくこと”。

 

最後の感想をシェアする時間に、ファシリテータの尾関さんが
こんなことを言われていました。

「あくがるる心はさても山桜
散りなんのちや身にかへるべき」

あくがるというのは、憧れるという言葉の語源だそうですが
私たちは、普段、憧れるものに心を奪われていませんか?

そしてその奪われた心の後にある自分の心は、空しくなっていませんか?

憧れることもいいことですが、それ以上に心奪われずに
「あの人もいいけど、でも僕はこう」と自分を認めること。

これも1つの多様性を認める上で、大事なことだと教えてもらいました。

 

といった感じで、ちょーあっという間に終わりを迎えた
1泊2日の丹波キワモノ会議。

やっぱり合宿モデルは最高にいいなと思ったのと
キワモノ会議はコミットしようと思いました。

次回は10月2週目だそうですよ。
みんなとまた会えること、楽しみにしています!

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■Photo Report


主催の親さんとゲストのポンさん。
僕が最高にうらやましく思う、大好きなおふたりです。

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実行委員長の女子大生で、5人しかいないきゃりーぱみゅぱみゅの公認追っかけ
福岡大学4年生のきゃりはるちゃん(深夜4時くらいのスッピンver)

 

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ほんとすげぇプランナーの方に会えたなと嬉しくなった
作戦本部株式会社の代表の鴨志田さん(布団で宙に浮いてるver)

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会議終了後に全国に散らばっていくキワモノたち。
新たな物語がスタートし始めました。(やっぱ佐藤さん目立つな)

 

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裏方に徹していた宇野ちゃんとメンバー千夏ちゃん。
宇野ちゃんの裏方癖とその実力は半端なかった。飯もうまかった。
島根に引っ越す前に会いにいきます(引っ越してからもいきますw)
ほんと、お疲れさまでした!

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最後に、ほんとお世話になった親さんと”丹波Tシャツ”のツーショット。
刺激的な思い出しか増えない丹波。半端ない。

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