“つむぎや”の風景/友廣裕一


4月になったにもかかわらず、この日は肌寒い1日でした。

午前中は自宅でのんびりとグリーンカレーを作ってみたりした後に

「プロボノアジア」のキックオフイベントに参加。

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NPOの活動を、自身の持つスキルで支援をする。

週に5時間の「やさしい時間」を持つことを提案し

6か月間という区切りの中でプロジェクトを進行する。

 

無理せず、できることを提供するために

SCOPEという「焦点を絞る」ことを大事にする動きは

これから何かを始めるヒトや、疲れ切ってしまった人に提案したい

仕事以外の「コト」への関わり方だと感じました。

 

夜は九州大学の田北先生が警固にある
カフェとギャラリーも併設している「アルバス写真ラボ」にて企画された

宮城県・牡鹿半島で活動する「つむぎや」の友廣裕一さんのトークイベントに参加。

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≪友廣 裕一≫

一般社団法人つむぎや 代表

08年早稲田大学卒業後「ムラアカリをゆく」と題して日本一周の旅に出る。

全国70以上の農山漁村を訪ね、現地の仕事と暮らしに触れる。

その後は東京都神津島の漁業後継者育成及び水産物直販に向けた仕組みづくり

地域の暮らしに触れるツアーや、生産者と消費者をつなぐ青空市などの企画を行う。
3月17日から「つなプロ」エリアマネージャーとして宮城県入り

特別な支援が必要な方と専門家をつなぐ活動を行う。

その後「トモノテ-復興支援プロジェクト-」を仲間と立ち上げ

沿岸地域へのボランティアコーディネートを並行して行ったのち

「一般社団法人つむぎや」を立ち上げ、手仕事を通した役割づくり・コミュニティ再生の事業を実施。

※みちのく仕事  参照   http://michinokushigoto.jp/archives/402

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この日は、石巻市牡鹿半島の漁村に暮らすお母さん達による手仕事ブランド「OCICA」に

友廣さんが関わるまでのストーリーと、その土地に暮らす人達とのやりとりについての

お話をお聞きすることができました。

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OCICAとは…

2011年3月11日の東日本大震災で、津波の被害が甚大だった宮城県石巻市牡鹿半島で始まった

手仕事アクセサリーの制作・販売プロジェクトです。

一般社団法人つむぎやが、男性漁師のサポートをしていた女性たちに

わずかでも収入をもたらすこと、各々の役割としての仕事をつくること

そして、住民同士の交流機会創出によるコミュニティづくり(再生)を目指してスタート。

OCICA http://www.ocica.jp/

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毎週、浜のお母さんたちが高台の集会場に集まり、全て手仕事で制作。

制作メンバーは10数名。震災で自宅を流され、仮設住宅に移住した方々も半分ほどいます。

生活環境の変化から、今まで仲良かった友達との交流も途切れがちになってしまった方もいたところ

集会場での作業とお茶飲みは、またみんなが集まって笑い合う場所にもなっています。

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アクセサリーはネックレスとピアスの2種類・各3色。良い夢を運んでくれるお守りの

ドリームキャッチャーをモチーフにし、牡鹿半島ならではの素材である

鹿角と漁網の補修糸でつくられています。

 

古来より水難・海難のお守りとして珍重されてきた鹿角と傷付いた被災地コミュニティをつなぎとめ

癒す(修復する)という意味合いでの漁網に復興の祈りが込められています。

 

本商品一点ごとに、売上の一部(ネックレス:1,000円、ピアス:2,200円)が作り手の収益となります。

 

今回は、水色のピアスを購入しプレゼントさせて頂きました。

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ここで、心に残ったキーワードをいくつかご紹介します。

 

■「たまたま」「決めずに」「任せて」という関わり方

友廣さんのお話の中で、キーワード的にこんな言葉が出てきていました。

「何かをしようと考えていたら、『たまたま』お母さんの一人がミサンガをつくれた」

「お弁当を出すようになったんだけど、メニューは『決めずに』おまかせにした」

 

何気なく聞いていた言葉でしたが、田北さんのコメントもあり

「こうしなくちゃいけない」「こうしたほうがいいんだ」という関わり方ではなく

「何かできることないですかね」「どうしたらいいですかね」という関わり方をしているのではと

友廣さんの人とのコミュニケーションの取り方に共感するところがありました。

 

「決めてかかる」のではなく、「問い、考える」ことを大切にするのには

きっと相手への想いがあるんだと感じました。

 

■地域が良くなるとは、そこにいる一人一人が少しずつ良くなるということ

「地域活性」や「街づくり」という言葉には

ときに具体的な何かを見失ってしまう要素を持ち合わせているという話でした。

 

地域と繋がる、街を良くするといった言葉のもとで活動をしようとすると

その規模が大きく何から始めていいかがわからなくなる。もちろん行動も続かない。

 

もし「AさんとBという団体を繋げてみよう」と思って行動したとする。

それは「地域と繋げる」ということではないだろうか。というお話。

 

僕自身は、自分の好きなモノやヒトやコトを繋げたいと思っている。

その先によりよい人生や気づきが生まれてくる。それを街に還元してもらう。

そんなサイクルを思っているからこそ、色んな活動をしたり人に出会ってるんだろうか。

 

ただこの言葉は「何をしたらいいか…」という方には、伝えたい言葉になりました。

 

■やりたいことで、やるべきことで、やれることを。

僕の役割は何なのか。というお話を聞く際に出てきた言葉。

この範囲の中で、何をしていくのか。と考えるフレームは印象的でした。

 

だからこそ、人との関わり方が「頼る」「お願いする」というものを含め

相手を動かしていくんだろうと感じました。

 

という感じで、初めてのブログ記事を書いてみました。

なんとなくで感じ生きている僕にとって「まとめる」というのは難しいのですが

少しずつ伝えたいことをカタチにしたいと思います。

 

ちなみに、4月29日より3日間、仙台にいってきます。

この日に出会った人達を含め、この一週間で多くの素敵な場所、人を紹介してもらいました。

 

仙台→石巻→女川→牡鹿→仙台。と3日間いった記録を

また改めて記していければと思います。ではまた。

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こちらの本は購入しましたので、Future studio大名+においておきます。

http://futurestudioganrin.com/